2015/01/29

鈴木省一写真展 「いしのまきのあさ」| 2月7日〜2月15日 オーリンクハウス会議室

石巻在住の写真家 鈴木省一(すずき しょういち)氏の写真展
「いしのまきのあさ」が雄勝町のオーリンクハウス会議室にて開催されます。

日時:2015年 2月7日(土) 〜2月15日(日) 10:00〜17:00
会場:オーリンクハウス 会議室 (宮城県石巻市雄勝町雄勝字伊勢畑34-3)
入場無料





〜【いしのまきのあさ】コンセプト〜

きっかけは街のある人の一言

「無くなってしまうと、何十年とこの街に暮らしている私たちでも、
 そこに何があったのかわからなくなるの…」

何も無くなってしまった更地 そこに力強く根付く植物たち

何事もなかったように穏やかな海 その海で生きると決めた漁師たち

取り壊されていく病院 時が止まったままの小学校 

どんどん小さくなる瓦礫の山 新しい家 新しい工場

消えゆく景色 そこにあり続ける景色 新しく始まる景色

夜の終わりと一日のはじまり やさしい朝の空気の中

そこに浮かび上がる 石巻の今
10年後… 20年後…
きっとあの日のこと そこから立ち直った新しい姿には関心が集まるだろう

だけど
その過程で 消えていくもの 生まれていくものを 
どこまで記憶しておくことができるだろうか
今を生きるこの街を記録すること そしてそれを伝えることは
これからの未来にとって とても大切なことだとおもう

だから僕は朝に向かって 明るくなっていく 今の石巻を撮り続ける

鈴木省一

プロフィール

鈴木省一/ Shoichi Suzuki
写真家
宮城県石巻市在住

1996 大学入学と同時に写真部に入部
2001 松濤スタジオ入社
2003 渞忠之(みなもと・ただゆき)に師事
2006 独立
2011年3月11日
その日まで僕は石巻がどこにあるのかさえ知らなかった。

2011年4月9日
ボランティアとしてはじめて石巻を訪れた時、一眼レフは持ってきていなかった。持っていたのはiPhoneとキーホルダーに付いていたトイカメラだけ。
その日はじめて見た石巻の風景は、小雨が舞う音のない世界だった。

2011年4月10日
早朝に市街地に向けて歩いた。雨は上がっていた。
市街地に入る前の橋の上で、石巻に来てはじめて太陽を見た。
昨日の暗い雰囲気と寒さを吹き飛ばす力強い日差しが、
橋のたもとにある一件の居酒屋に降り注いでいた。
その店の屋根に掲げられた看板には
『春が来た』
その文字を見たとたんに涙があふれてきた。

寒い冬もやがて暖かい春が来る
どんなにひどい状況でも、これから良くなっていくんだ。
そうおもうと、涙が止まらなかった。

2011年5月
地元に戻りカメラを持ってくる

その後、様々な活動を続けながら、石巻の今を撮り続けている。

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